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(1月8日より順次販売)

SKY GALLERY EXHIBITION SERIES Vol.9
今回は、小松宏誠による企画展
「Touching the sky |空にふれる」を開催します。

アーティスト小松宏誠は
「浮遊」を主題に、〈鳥〉や〈羽根〉を手がかりとして、
軽さ・動き・光を空間へ翻訳する繊細な
インスタレーションを発表してきました。
自然のメカニズムと人の技術が交差する表現を探究してきた
小松が、いま見つめるのは風景そのものです。

本展のタイトルは「Touching the sky | 空にふれる」。
輪郭を持たない"空"という存在が、
作品にふれることで静かにかたちを現し、
その気配が、手の届く距離へと近づいていきます。

SHIBUYA SKYという風景の中心で、
小松が長年見つめ続けてきた"空への感覚"の軌跡に
触れるひとときをお過ごしください。

Message

touching the sky

2004年、美術大学の卒業制作で羽根を浮かせたことをきっかけに、「鳥」や「浮遊」への関心から作品制作を重ねてきました。キャリアが20年を超え、「軽さ」「動き」「光と影」へとテーマも広がり、いまでは関係性が現象として立ち現れる「風景」にも惹かれ始めています。
今回の展示を計画するため、SHIBUYA SKYを訪れ、屋上展望空間「SKY STAGE」で肌に風を感じていると、ふと感覚がつながり、「空にふれる」という言葉が浮かびました。とても簡単な言葉ですが、自分の中の大切な感覚が、ようやく言葉になったような気がしています。
子どもの頃、電線が地中に埋められ、空と自分の間に揺れ動く線が消えたとき、とても寂しく感じました。鳥を見上げた先には、いつも空がありました。雨は、空と地上をつなぐ一本の線のようにも感じています。海を見ると、そこから大量の水が空へ浮かび上がっていく様子を想像します。
僕が作り続けてきたのは、地上にいながら空を感じるための装置だったのかもしれません。

イラスト

Artist

Kosei Komatsu

Artistの写真

1981年徳島県生まれ。2004年武蔵野美術大学建築学科卒業、2006年東京藝術大学大学院修了後、アーティストグループ「アトリエオモヤ」のメンバーとして活動を開始。2014年に独立。「浮遊」や「鳥」への興味からはじまり、「軽さ」「動き」「光と影」に着目した作品を展開。現在は、現象としての作品と、そこから生まれる鑑賞者それぞれの場を意識しながら、美術館での作品展示をはじめ、商業施設など大空間の空間演出も手がけている。2022年武蔵野美術大学建築学科特任准教授着任。

「釜山ビエンナーレ Living in Evolution」(2010)
「Wearing Light」ISSEY MIYAKEとのコラボレーション(2014)
「LEXUS Inspired By Design」のCMに作品が起用(2014)
「六本木ヒルズウエストウォーク クリスマスデコレーションSnowy Air Chandelier」(2014)
この作品がDSA日本空間デザイン賞2015優秀賞を受賞
「大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ」(2015、2022)
「Kosei Komatsu Exhibition 光と影のモビール 森の夢」金津創作の森美術館(2022)
「Kosei Komatsu Exhibition 光と影のモビール 現象する歌」朝日町立ふるさと美術館(2023)
「小松宏誠展 光と影のモビール 空と歌」文化フォーラム春日井・ギャラリー(2024)
「小松宏誠展 光と影のモビール 海と歌」金津創作の森美術館(2024)
「小松宏誠展 光と影のモビール けしきと歌」鳥取県立美術館(2025)

ExhibitedWorks

小松宏誠《Lifelog_シャンデリア_リマスター》の作品画像

小松宏誠
《Lifelog_シャンデリア_リマスター》
2025年
ミクストメディア

小松宏誠《雨のうた》の作品画像

小松宏誠《雨のうた》
2019-2026年
ミクストメディア
撮影:稲葉 真

小松宏誠《シークレットガーデン》の作品画像

小松宏誠《シークレットガーデン》
2010-2022年
ミクストメディア
撮影:稲葉 真

※画像は実際の展示とは異なります

SoundDesign

evala

evalaの写真

音楽家、サウンドアーティスト。「See by Your Ears」主宰。既存のフォーマットに依拠しない立体音響システムを駆使した独自の”空間的作曲”によって、聴覚の潜在能力を覚醒させる没入体験を展開。無響室から広大な庭園、廃墟から公共空間、劇場に至るまで、多様な場でのサウンドインスタレーションを発表し、国際的に高い評価を得ている。2025年、アルス・エレクトロニカ賞にて冨田勲特別賞(Isao Tomita Special Prize)を受賞。主な個展に「evala 現われる場 消滅する像」(NTTインターコミュニケーション・センター [ICC], 2024年)など。

Information

会期

2026年1月22日(木)〜 3月22日(日)

営業時間

10:00 - 22:30(最終入場21:20)

会場

SHIBUYA SKY 46階
屋内展望回廊「SKY GALLERY」
アクセス >

ご観覧方法

イベント当日の
SHIBUYA SKY入場チケット、
もしくは年間パスポートをお持ちの方は、
どなたでもご鑑賞いただけます。

  • ◉チケット購入について、詳しくはページ上部の「TICKETS」ボタンよりご確認ください。
  • ◉SHIBUYA SKYの入場チケットは「日時指定券」です。
    入場日と入場時間をお決めのうえ、ご購入ください。
    事前に入場日と入場時間を WEBで指定して購入する「WEB チケット」と、
    窓口で指定して購入する「窓口チケット」があり、
    2週間先の日付までの入場チケットをご購入いただけます。
    本展示につきましては、1月8日(木)より順次販売開始いたします。
  • ◉SHIBUYA SKY入場チケットは数に限りがございます。
    ご希望のチケットが完売の場合は購入いただけません。
  • ◉入場後の滞在時間に制限を設けていませんが、退場後の再入場はできません。